テレビを見ていて不思議に思うことー外国語ー
会社を定年になりますと、ひまなのでテレビをよく見るよう になりました。
定年後もマンション管理員などの派遣仕事をしていましたが、 昨年、体力の限界を感じて仕事をすっかり止めました。すると、 いっそうテレビを見る時間が増えました。
テレビでは、外国紀行というのでしょうか、外国の風景やその 外国の人の話などが割と頻繁に放送されます。
そして、私のような視聴者に分かるように外国の人の話が日本語 に訳されたり日本語のテロップで流されます。
おかげで、外国の人が何を言っているのかがよく分かって助かる のですが、あるとき、ふと疑問がわいたのです。
テレビ会社の人は、沢山の色々な外国の人の言葉をどのようにして 日本語に訳したり日本語テロップをつけているのかという疑問です。
( 外国語は難しい )
外国語は難しいものです。日本人全員が義務教育で習う英語一つ もなかなか分かりません。その上、英語にも方言があって随分と 色々な英語方言があるようです。
私の知っている人が仕事で1年間アメリカに行っていました。 その人が帰ってきてから言っていたのですが、オーストラリアから 来た人は、O.K(オーケー)のことをオーカイと言っていたと言う のです。英語のオーストラリア方言なのでしょう。
そういえば、私が中学生だったとき、ある英語の先生はhotを ホットと発音し、別の先生はハットと発音しました。
外国人を見たこともない私たち田舎の中学生は、どちらの発音が 正しいのだろうと混乱したのでした。
後になって知ったのですが、ホットは由緒正しい英国の発音で ハットはアメリカ方言の発音なのでした。英語は難しいものです。
( 日本語の方言も難しい)
英語どころか日本語にも方言があって難しいものです。私は方言の 強い地方の生まれ育ちなのですが、ある時、東京育ちの人と自分の 故郷に行ったことがありました。
そのとき、その東京育ちの人は私の故郷の純粋な方言を話す人の 言葉を全く理解できないのでした。同じ日本語なのにです。驚き でした。
これらの経験を踏まえて考えますと、テレビ会社の人達は、欧米 の人の言葉は何とかなるとしても、聞いたこともない遠い外国の 人達の言葉を聞きとって理解し日本語に訳したり日本語テロップを 流すというのは、どうやってやっているのだろうと改めて不思議な ことです。
( テレビの日本語訳に関する私の想像)
想像ですが、テレビ会社の外国語担当の人は、画面を見ながら 「この人はきっとこのように話しているのだろう」と推測しながら 日本語に訳したり日本語テロップを作っているのではないでしょうか。
特に普通の日本人は聞いたこともない外国の場合、それ以外、 やりようはないだろうなと思うのです。その程度の日本語訳であり 日本語テロップなのだと私たち視聴者も分かってテレビを見なければ いけないなと思うのです。
すっかり仕事が無くなってテレビばかり見ていると、色々なことが 思われるのでした。
(了)
[追記]
外国では、現在、深刻な戦争が起きています。テレビは色々に 解説をして教えてくれます。しかし、外国語の難しさを考えると、 戦争の真相がどこまで伝えられているのか不安になります。
それで、私は時々テレビの解説の音を消して、日本語テロップも できるだけ見ないようにして、映像だけを注視しながら、何が起きて いるのか、真実を読み取る努力をしています。