(2016/9/8)
不衛生な癖の人や変わった体質の人への対処法
会社で不衛生な癖の人と机の席が隣り合わせると苦しいです。私は若 かった時、二人で仕事をする部署に配属されたことがありました。机は 向かい合っていました。
相方の方(かた)は私と同じぐらいの年齢の方でしたが、仕事をしながら手が 定期的に頭、鼻、耳に行くのでした。最初に、頭のフケをかき、次に 鼻くそをほじり、次に耳垢を取るのです。それが、仕事をしながら無意識 にやる、その方の癖でした。
仕事が会計事務の仕事でしたのでお互いに机の上には、伝票などの書類 が沢山あります。そして、お互いの手を書類が行ったり来たりしているわ けです。共同で仕事をしていますので、当然そうなります。
しかし、相方の方は、その間、手が定期的に頭、鼻、耳を循環しています。 目には見えませんが、伝票などの書類に相方のフケ、鼻くそ、耳垢が、 どうしても付着して来るわけです。目には見えませんが気持ちが悪くなって きます。
こういうことは、私が上司で相方が部下でも言いづらいものです。まして、 同僚です。とても言いづらいです。どうすることもできません。
トイレに行ったときには入念に手を洗う、仕事中は自分の手を自分の顔など に触らないように気をつける、ぐらいしか対応のしようがないのでした。
もし今でしたら手軽に使えるキッチン用のアルコール除菌剤がドラッグ ストアなどで売っていますので、引出しなどに用意しておいて、たまに手 にシュッとやる、「それは何ですか。」と聞かれたら、「いやあ、ちょっとね。」 とごまかすことも、何とか考えられる対応です。
この苦しい仕事の環境が 2年ぐらい続きました。私は 2年ぐらいして転勤 になり、この環境から逃れることができました。この時は、転勤に本当に 感謝いたしました。
( 異様な暑がりの人と机が隣り合わせになったときの苦痛 )
ところで、不衛生ではないのですが、変わった体質の方にも困るものです。 私が40代後半の頃、10人ぐらいの職場で働いていた時のことです。左隣 の机が10歳ぐらい若い男性の方になりました。
この方は異様な暑がりでした。寒さが終わり、5月になって爽やかな季節に なりますと、とても暑がって、実際に汗を沢山かいているのです。
そして、ご自分の扇風機を職場に持ってきて、ご自分の体の左側のお腹の 辺りに当てるのです。1日中、体の一定の部分に扇風機の風を当て続けるので した。空冷エンジンのような方でした。
ご本人は快適そうですが、困るのは右隣の私です。5月になって爽やかな 季節だというのに、隣の人の脇を通過してくるから弱いとはいえ、1日中 扇風機の風を当て続けられるのです。
まだ5月です、寒くなって体調を崩すのでした。上司の方に相談しましたが 解決しませんでした。6月後半になって気候が暑くなると職場全体に冷房が 入って、その方は扇風機をやめたので、ようやく解決しました。そして、しば らくして、私は職場が変わり、この問題から完全解放されました。
それにしても、5月になって、爽やかな季節になりますと、とても暑がって 実際に汗を沢山かいている人の存在は驚きでした。そういう方をその時、初め て見ました。
その後のある時、私は雑誌で「裸保育は危険」という記事を読みました。 保育園や幼稚園で一時、暑い季節でもないのに、子供たちを裸にして外で遊ばせ ると健康に良い、ということが流行したというのです。
しかし、その子供たちは暑さ寒さを感じ取る調節機能を破壊されてしまい、 成長してから色々な不都合を抱える危険があるという記事でした。
上記の方は、何かのご病気のようでもありませんでしたし、年齢的には 裸保育を受けて暑さ寒さを感じ取る調節機能を破壊された可能性のある方でした。 もしそうだとしたら、何とかして暑さ寒さを感じ取る調節機能を回復されること を祈るのみです。
私はどこまでも田と畑の、保育園も幼稚園も無い所で育ったので、もちろん 裸保育は受けていません。その方が裸保育を受けた方かどうかは確定はできま せんが、保育園や幼稚園は裸保育のような不自然なことを安易に思いつきで やってはいけません。子供が将来苦しみますし、仕事で隣り合わせた私のよう な者も苦しみます。
( 大きなクシャミをする人と机が隣り合わせになったときの苦痛 )
また、これは別の30代の女性の方のことですが、遠慮なく大きなクシャミ をする方がおられました。私が50代後半になった頃、この女性の方と隣り合わせで 仕事をすることになりました。
50代の男が20歳も若い女性の方と隣り合わせで仕事をするのは、通常は 嬉しいものです。しかし、この方は、定期的に大きなクシャミをするのでした。 時には、天井を向いて思いっきり、クシャミをするのでした。その方のツバキが 回り中に飛んでいるわけです。とても無作法です。こちらは気分が悪くなってき ます。
しかし、呼吸器系が悪いのかもしれない、と思い「定期健康診断で、どこか 身体が悪いと言われませんでしたか。」と聞いてみましたが、「何も言われません でした。」ということです。
その頃は私も定年に近づいていましたので、もうどう思われてもいいなと考えて、 その職場を変わるまで、あまりに辛い時はマスクをして 1年ぐらい仕事をしました。 しかし、その 1年は私はその方の大きなクシャミから来るストレスで体調のひどく 悪い 1年でした。それまでに体験したことの無いひどい体調不良に何度も苦しみました。
( 「島」の形で仕事をすることから自分の心身を守る工夫 )
日本の会社は、机をピッタリくっつけた「島」の形で仕事をします。事務所が狭い ということもありますが、それ以上に長い歴史の稲作民族の感覚が影響しています。 狩猟民族と違い、狭い所に皆でキュツとしていると安心を感じる方が多いのです。
また、「島」の一番上座の机に管理職の方が座ると、部下の仕事ぶりを見張ると いう支配欲を満足できます。日本人は島国の同質民族だからこそ、他人に少しでも 差をつけたいという支配欲の強い縦社会民族です。日本人は何にでも順番をつける のが大好きです。そのような縦社会民族であることも会社が「島」の形にこだわる 理由です。
しかし、会社の「島」で不衛生な癖を持っていたり、変わった体質の方と隣り合わ せると本当に大変です。特に内勤の場合は心身両面での苦悩の環境になります。 その時その時で、何とか工夫して人間関係を可能なかぎり損なわないようにしながら、 自分の心身をできるだけ守るように工夫しなければならないのでした。
(了)