会社員が日本史を学ぶことの重要性について
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産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査に よりますと、「女性天皇と女系天皇の違いに関しては「理解して いない」との回答が過半数で、〜」という結果だったと報道されて います。
お恥ずかしいことですが、私もごく最近まで理解していませんで した。私が、女性天皇と女系天皇の違いを理解したのは昨年出版 された「日本国紀 百田尚樹 幻冬舎 2018年11月25日 第4刷発行」を読んだからです。
( 女性天皇と女系天皇の違いについて)
この本に次のように書かれています。「ここで「万世一系」という ことについて、簡単に説明しよう。日本の天皇は二代目の綏靖 (すいぜい)天皇から第百二十五代の今上陛下まですべて、 初代神武天皇の男系子孫である。男系とは、父、祖父、曾祖父と、 男親を辿っていけば、祖先に神武天皇がいるという血筋を持って いることをいう。日本では開闢(かいびゃく)以来、一度たりとも 男系ではない天皇は即位していない。ここで理解してもらいたいのは 女系天皇と女性天皇は同じではないということだ。日本には過去 八人(十代)の女性の天皇がいたが、すべて男系である。つまり 父親を辿ると必ず天皇に行き着く。仮に、女性天皇が天皇の血筋を 引いていない男性と結婚し、その子が天皇になれば、その天皇は 男系ではない天皇ということになる。つまりその時点で、一つの 皇統が絶え、別の皇統が始まるということになる。」33頁
この説明を読みますと、女性天皇と女系天皇の違いが明確に分り ます。日本人は誰でも学校で日本史を習います。私も習いました。 しかし、このような女性天皇と女系天皇の違いについて聞いた 記憶はありません。
( 学校の日本史教科書では分からないことがある)
たまたま私の本棚にある高校日本史教科書を見ますと、 日本史上初の女性天皇である推古天皇について、「崇峻天皇の死後 は女帝の推古天皇が即位し、天皇の甥の厩戸皇子(のちの聖徳太子) が天皇を助けて政治をとることとなった。」33頁、と記述し、 女性天皇と女系天皇の違いについては言及がありません。
恐らく多くの方(かた)も、私と同様に女性天皇と女系天皇の違いに ついて学校の日本史の授業では聞いたことがないのではないでしょうか。
私が日本国紀を読むまで女性天皇と女系天皇の違いについて理解して いなかったのは已むを得ないことだったと思うのです。そして、 上記の合同世論調査で女性天皇と女系天皇の違いに関しては 「理解していない」と回答した方達も私と同じことなのでしょう。
そして、日本国紀の著者は、更に次のように書きます。「日本はこの 万世一系の皇統により、「世界最古の王朝」であると、世界の国々から 畏敬と驚異をもって見られている。」34頁
なるほど、そういうことであったのかと思います。人は自分が生まれ 育った母国の歴史を知らないのは恥ずかしいことであり、また危険な ことでもあると思うのです。
( 企業の海外進出は慎重さが必要である)
経済の世界では5月は企業の決算発表の季節です。ほとんどの 日本企業は3月決算だからです。
私は自分が定年まで勤めた会社の決算をホームページで見てみました。 昨年、不祥事が起きたということで、そのため赤字決算になっています。
当然かもしれませんが、何だか全体に元気が無さそうです。国内の 不祥事の影響が大きいようですが、海外事業でも不祥事を起こして しまい、国内市場に跳ね返って更に評判を落としてしまったようです。
私が定年になる頃から、経営者は国内市場は満杯になったと考えて 海外市場に力を入れていましたが、外国はどこも同じという感じで 色々な国にどんどん進出したようです。しかし、国同士の過去の いきさつや制度の違いなどから進出には慎重にならなければならない 国もあるわけです。
あらためて国内市場の大切さに気づいて力を入れるようですが、一度力を 抜いたものを盛り返すのは大変です。しかし、回復を期待したいものです。
日本の学校では「話し合えば、どんな問題でもわかり合える」と教えます。 素直な性格で、学校の成績が良くて、会社で勤勉に働いて経営者になった 人は、学校で教えられた「話し合えば、どんな問題でもわかり合える」と いうことを、そのまま信じていることも多いようです。しかし、世界を ありのままに見ればそのようなことはないわけです。
上記の日本国紀を読めば、そのあたりのことが分かるわけです。学校の 日本史の教科書には、色々な理由で真実が書かれていない部分もある ようです。歴史については学校の授業だけでは足りないのです。あるいは、 学校の授業で習ったことを修正しなければならない部分もあるのです。
会社員が、大きく変化していくこれからの時代を生きるためには、
真実が書かれていると信頼できる日本通史の本を見つけて読み込み、
会社員の基礎知識としての日本史の知識を身につけておくことが
大切だと思うのです。グローバルと言われる時代だからこそ、一層その
ように思うのです。
(了)
