(2019/4/1)

消費税10%時代を生きるー晩酌をやめる(1)ー

政府は今年10月に消費税を10%に上げると言っています。安倍総理も、 財務省官僚の猛烈な圧力に耐えかねて、とうとう消費税の税率アップの延期 をあきらめたようです。

安倍総理は総理大臣なのですから国民経済のために、政府の貸借対照表を 読めない無謀な財務省官僚の圧力にもっと抵抗して欲しいものですが、過去2回の延期で 力尽きてしまって、もはやこれまでということでしょうか、本当に残念なことです。

それで私は、「 1/1(雑記)消費税の税率10%へのアップに身構える」、 「 2/1(雑記)消費税10%時代を生きるー新聞をやめるー」というサイト 記事を書いたのでした。そして、私のような年金生活者は大節約しなければ ならない、と書いたのです。

これからは自分の消費にメリハリをつけて、健康に生きるために必要な食費など にはシッカリお金をかけて、逆に生きるために必要でないものには一切全く 手を出さないという生活にしなければなりません。なんとも寂しく荒(すさ) んだ時代になったものです。

( 会社員時代の経理に関するモットーについて)

ところで、私は会社員としての現役時代、経理担当者としては、「会社の業務 に必要なお金はすべて会社の経理から出す、逆に会社の業務に必要でないものは 1円も出さない」をモットーにしていました。

ある程度大きな会社の経理担当をしていると、毎日のように出金伝票が回って きます。時々、この出金伝票は内容がよく分らないなということがありました。 そういう時は、相手の気分を悪くしないように気をつけながら質問をして出金伝票の 内容を把握しなければなりません。会計担当者は意識して聞き取りの能力を 高める努力が必要でした。会社の業務に無関係な出金伝票は支払を断らなければ ならないからです

もちろん、会社の中は、規模にもよりますが、なかなかに複雑な組織であり、 また社員には色々な人がいますので、常に一筋縄でいけるというわけではあり ませんでした。会社で会計担当になりますと、簿記の技術や会計理論の勉強も 難しいものがありますが、現場では、こうした出金伝票への対応に一層難しい ものがあるのでした。そして、こうしたことは現場でよく考えて経験を積んで、 自分の能力を高めていくしかありませんでした。

また、少額だからと言って会社の業務に必要な費用を自腹で負担してしま う社員がいました。「会社に請求するのが気後れ(きおくれ)して」とか 「面倒だから」など、理由は色々のようでした。しかし、このようなことが 積み重なりますと、せっかく時間とエネルギーを使って実施している会社の 月次決算や期末決算の数字が会社の実体を表わさなくなってしまいます。

それを避けるために、会社の業務に必要なお金はすべて会社の経理担当に回す ように話したのでした。こうして、会社の実体が決算に正確に表わされるよう に努めました。会社の実体が正確に表わされている決算は、経営の意思決定の 基盤であり出発点だからです。

さて、消費税10%という重税時代を生き抜くために、私は上記の現役時代の 厳しい支払基準を自分で自分に課さなければならない、と思いました。自分の 生活を見直しますと、すぐに毎晩の晩酌が目につきます。晩酌をやっていられ る時代ではないなと思うのです。

( 酒税に関する子供の時の恐ろしい記憶)

お酒には、とても高い酒税という税金が掛かっています。実は、酒税に関しては 私には子供の頃に経験した恐ろしい記憶があります。私は草深い地方の農家の 生まれなのですが、私が小学校に上がる頃の子供だったある日、同じ集落の人が やって来て、私の母に緊張した顔で声を潜(ひそ)めて「酒税が来たぞ」とだけ 言って、すぐに立ち去って行ったのです。

まだ若かった母は、ただならぬ恐れを表情に浮かべで緊張し、ジッと立っていま した。その頃、農家の主婦は誰でも自分の家でお酒を作っていました。そのお酒 のことは「どぶろく」と言われていました。

そして、冠婚葬祭の時は、集落の皆が集まって大人達はそのお酒を飲んで にぎやかに、あるいは、しめやかに冠婚葬祭をやるのでした。従って、主婦は お酒を作ることが出来なければいけないのでした。

そして、自分の娘達にお酒の作り方を教え込んだのです。娘達がお酒が作れな かったりすると、嫁ぎ先でいじめられたり、そもそも縁談が来なかったりする からです。

従って、母から娘へ、そして更に娘へと、いつの頃からか分からないほど昔から 代々、真剣にその家のお酒の作り方が引継がれてきたのでした。それなのに、 その頃いつのまにか、お酒を作ってはいけないのだということになったのでした。

( いつの間にかお酒を作ってはいけないことになった)

お酒を作っていると、「酒税」というものがやって来て、お酒を取上げて持って いき更に罰金を掛けられるのでした。現金収入の乏しい農家にとって罰金は 強烈な痛手でした。

考えてみますと、消費税とは、酒税がすべての商品に広がったようなものです。 そして、今年10月から消費税の税率が10%という二桁の税率になるという ことは、これまでとは消費税の性質が変わるのだと思うのです。これまでは税金 だったのですが、10%という二桁の税率というのは、消費に対する罰金に変質 すると思うのです。何とも厳しい恐ろしい時代になったものです。

( 松下政経塾の罪について)

そもそも、こうなったのは民主党政権時代に野田前首相が財務省官僚の要求を 安易に受け入れて消費税税率アップの三党合意なるものを作ったからです。 野田前首相という人は大学を出ると直ぐに松下政経塾に入って5年間そこにいて 政治家になった人です。

男が親がかりで大学を出て、それから5年間も松下政経塾のようなところから金を もらって生活して、自分で働いて生活するという経験が全くないというのでは、 まともな人間になることは難しいでしょう。 野田前首相は実社会で汗をかいて働いてお金を稼ぐという経験が無いので世の中の ことがよく分っていません。

口が達者で「どじょうが金魚の真似をしても仕方が無い。」などと政治には何の 関係も無いことを言って民主党の政治家達を丸め込んで総理大臣になったのでした。 実は、野田前首相のような政治家が現れたのは、あの M氏がよくなかった のです。誰もが知っているように M氏はパナソニックの創業者であり極めて 優れた偉大な経営者でした。

(次頁に続きます)