消費税10%時代を生きるー新聞をやめる(1)ー
10月から、消費税の税率を10%に上げると政府は言っています。 現在でも消費の都度8%もの罰金税のような消費税を取られて重税感が すごいのに、これが10%になったら、どうなるのか、ゾッとします。日常の 支出の節約をこれまで以上に考えなければなりません。
これからは日常生活にかかる、いわゆるランニングコストに厳しい目を 向けざるを得ません。私は長年、ある新聞を取ってきましたが、会社 を定年になった時、事情があって引越したのを機会に新聞を取るのを止 (や)めました。消費税10%を予想していたわけではありませんが、 引越しを機会に新聞をやめておいて良かったと思います。
生きるために必要な情報はインターネットの普及によってパソコンなどで 十分に取れる時代になりました。新聞を止(や)めてから、 随分経ちますが、インターネットがあるので特に不便は感じません。
新聞を取るのを止(や)めますと、良いことがあります。第一に、家の 中に新聞紙が貯まりませんし、重い古新聞の束を持ち出して捨てる手間 もありません。歳を取りますと、重い古新聞の束を持ちますと腰が痛く なります。残念なことに何事も若い時のようにはいかなくなります。
第二に新聞を作るためには貴重な木材を切り出して紙を作らなければな らないため、地球環境に大きな負担を掛けているわけですが、自分は 地球環境にそのような負担を掛けてはいないという気持ちの良さがあり ます。
第三に、新聞は情報を一方的に与えられますので、心の姿勢が100% 受動的になりますが、インターネットはこちらから情報を取りにいきま すので、心の姿勢が多少なりとも能動的になるような気がします。私は 怠惰な性格ですので、その怠惰な性格の改善に少し役立つような気もし ます。
( ランニングコストを厳しく見る )
そして、何よりも毎月の新聞の購読料が発生しませんので経済的に助かり ます。新聞の購読料については消費税は8%に据え置かれるということ ですが、新聞の購読料は毎月発生する費用ですので、こうした生活の、 いわゆるランニングコスト的な支出には、これからは厳しい目が大切と 思われるのです。
会社員時代に仕事で会社のコストを厳しく見ていたように、消費税 10%時代を生きるためには、自分で自分の生活コストを厳しく見直さ なければなりません。
ところで、継続して取ってきた新聞のようなものは、なかなか止(や) めづらいものです。毎日、新聞を配達してきてくれた人に「今月で新聞 を止めます。」とはなかなか言い出しずらいものです。そういう場合は、 新聞販売店に電話して「今月で新聞を止めます。」と申し出るのも良い かもしれません。日常で顔を会わせる人ではないでしょうから言いやす いでしょう。
そして、配達員の人に「止めるんですか。」と言われたら、「いやあ、 ちょっとね。悪いね。」などと言って切り抜けるのも良いかもしれま せん。
私は引越しという機会を捉えることができて、本当に助かりました。 引越し先の家に色々な新聞販売員の人が来ましたが、「インターネット があるので新聞は必要ありません。」とすべて断りました。
( 新聞をやめるキッカケを考える )
引越し以外の機会として考えられるのは、年配の方(かた)でしたら、 子供が就職や結婚で独立して家を出たときに「新聞を読む人間がいなく なってね。私は歳(とし)で目が弱くなって新聞が読めないんだよね。」 などもいいかもしれません。
新聞購読料が値上げされた時や、消費税が上げられた時もいい機会かも しれません。新聞購読料や食品は消費税8%に据え置かれるということ ですが、他の商品はすべて10%になるのですから、消費に対する罰金の ような消費税支出は大きくなります。
情報はインターネットで十分に取れる時代ですので、これを機会に新聞 を取るのを止めて少しでも節約を図る機会になるでしょう。
このようにして、生活費節約のために、私は継続的に新聞を取ることは 止めたのですが、昭和の古い人間だからでしょうか、月に1、2回 なぜか無性(むしょう)に新聞を読みたくなるときがあるのです。その 時は、近所のコンビニに行って、その時々で読みたい新聞を適当に買っ て来て読んでいるのです。
ところで、余談になりますが、私は大学に行っていたとき、短期間です が学費を稼ぐためにある新聞の販売店で住み込みで働いたことがありま した。朝夕の新聞を配ることがメインの仕事でしたが、それ以外の 雑務的な仕事もありました。
その雑務の1つに新聞社本社から来る販売営業員を案内する仕事があり ました。他の新聞を購読している家に販売営業員を案内するのです。 販売営業員は他の新聞の購読を止めて、こちらの新聞を取るように営業 するのでした。
販売営業員の中に大学生が1人いました。私が案内した販売営業員の中 では、その大学生が最も営業成績が良いのでした。その大学生は今は ほとんど見られなくなった黒の詰め襟の学生服を着て、詰め襟のホック をキチンと留めていました。
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