(2016/8/7)

ストレスから来る喉の違和感に注意

私が勤めていた会社に、よく喉(のど)を大きな音で鳴らす方(かた)がいました。 喉を痛めているようで苦しそうでした。聞いてみますと、喉が苦しい ので病院でみてもらったけど特に病気ではないと言われました、と いうことです。

また、別の方でしたが、この方は絶えず咳(せき)払いをしているのでした。 やはり、喉を痛めているようで苦しそうでした。

そういえば、通勤電車の中にも、そのように苦しそうに喉を鳴らし 続けている方がおられました。男性に多いのでした。これはどういう ことなのでしょうか。

( 喉の違和感は仕事のストレスが原因ではないのか )

私はストレスが原因ではないか、と考えています。現代日本で会社 勤めをするということは、強いストレスに心身をさらされるというこ とです。

仕事が複雑で難しいこと、パソコン・インターネットの急激な普及 から来る仕事の変化、競争の激化、成果主義による締付け、ややこし い人間関係、などに毎日さらされます。

日常のこうしたストレスの体への負担は最初に喉に来るような気が します。特に喉の弱い方は、ストレスのため喉に違和感を感じやすい のです。痰のようなものが詰まっているような感じです。

しかし、痰を出そうとしても出て来ません。違和感があるだけで痰 が詰まっているわけではないからです。ここに、危険があります。 必死に「ゲー」と痰を出そうとしたり、咳払いで喉の違和感を解消し ようとします。

しかし、実際には痰はありませんので「ゲー」などの頻度が多くな るだけです。そして、その繰り返される「ゲー」などが物理的な刺激に なって喉の違和感が固定化してしまいます。病気ではないのに、違和感 は取れなくなってしまうのです。

( 喉はいくつもの器官が集まっていて、酷使されている )

考えてみますと喉はいくつもの器官が集まっていて、繊細な器官です。 呼吸、発声、食べ物の飲込み、脳へ血液を送り込む太い血管、脳から体 全体へ指示を出すための神経の束(たば)、こうした器官が狭い首の部分 に集中しています。

その上、動物とは異なり人間は直立歩行で、重い頭を首の筋肉で垂直 に支えています。人間の首と喉には大きな負担がかかっていますから、 敏感になるはずです。

そして、日常生活を送る上で、発声、呼吸、食事と喉は酷使されて疲 れています。ストレスに弱くなります。

そういえば、私も決算で疲れ果てた時、風邪をひいているわけでもな いのに喉がいがらっぽく、痰が詰まっているようになるのでした。しか し、少し我慢して咳払いなどをしないでいると、しばらくすると治るの でした。

( 喉に違和感を感じるときの対処法 )

会社員の方でストレスが強いなと感じておられて喉に違和感を感じて、 「ゲー」としたりしている方は原因はストレスからではないかと疑って ください。

そして、痰を出そうと「ゲー」とすることや、違和感からしきりに咳 払いすることをしばらくの間我慢してみてください。痰が詰まっている 感じや、いがらっぽいという違和感が無くなります。それでも違和感が 無くならない時は病院でみてもらうのが良いと思います。

先に通勤電車の中でさかんに咳払いなどで喉を鳴らしているのは男性 の方が多いと書きました。女性の方は喉に違和感を感じても人前で「ゲー 」としたり、しきりに咳払いをすることに遠慮やかっこ悪さを感じて躊躇 (ちゅうちょ)するために、喉の違和感が固定化してしまうリスクが少 ないのだと思います。

その点、男性の方は通勤電車の中のような人前でも遠慮なくさかんに 「ゲー」としたり、しきりに咳払いをする方がおられるので、喉の違和感 が固定化してしまうリスクが高いのだと思います。

会社員にとって言葉を発するための喉はとても大切です。喉に違和感が あるからといって、安易に強く「ゲー」としたり、しきりに咳払いをして 喉の違和感を固定化するリスクを避けるようにしてください。

(了)