(2018/10/1)

サマータイムに反対する(2止)

(前頁より続きます)

元首相とはいえ81歳の高齢者が、状況が激しく変わる現代社会の中で、コンピュータが深く関わる事柄を 適切に判断をすることは難しいと思うのです。元首相も、皆と同じように 年は取ります。これは誰もが避けられないことです。

ご本人に自覚が無いままに、誰でも認知症などの病気が始まっていてもおかしくない年齢です。 元首相のまわりの人達にもよく考えていただいて、元首相の暴走のサマータイムを 止(と)めるようにして欲しいものです。

( 誰もが老害を避けなければならない )

老害という言葉があります。老害とは、思考力や判断力の弱くなった老人 がいつまでも世の中の前線に出て、若い人達の活動を押さえることによって、世の中に色々な 迷惑をかけ、害悪を流すことのようです。誠に失礼ながら、 元首相は、肩書きの力があるだけに、その老害の典型と思わ れるのです。

私は69歳になるのですが、定年前と比べて思考力や判断力が随分と衰えたなと感じ ます。1年ほど前に、車の免許証の更新の連絡が来ました。ありがたいことに現在、私は特に どこか病気ということもありません。

しかし、自分の心身は明らかに衰えたことを 自覚していましたので、警察署に行きまして車の免許証を返却して参りました。長く所持した車の免許証が無くなって、実に 寂しい気持ちになりましたが、ブレーキとアクセルを踏み間違えて交通事故などを起こしてはいけないと 思ったからです。人間、年を取ってから他人様(ひとさま)に迷惑をかけるようなことはしてはいけません。私の親の教えです。

元首相は運動部で鍛えているので体格が実にご立派です。しかし、体格が立派だから、 いつまでも年を取らないというわけにはいきません。やはり、年齢相応に心身は衰えると思うのです。

首相に選ばれた理由はリーダーシップに特に優れているからというわけではなく、人の話をよく聞いて、意見の調整に 真面目に一生懸命努力するということであったと私は記憶しています。このような方(かた)が、 今になって、国の命運に係わる事柄に言及すること自体があまりに不自然です。

そもそも、日本は競技スポーツを美化しすぎていると思うのです。私は、別に競技スポーツを否定 する者ではありません。中学、高校で運動部の部活に打ち込み、むしろスポーツを好む方(ほう)です。

しかし、競技スポーツは競技スポーツで あって、それ以上でもそれ以下でもありません。美化しすぎは良くありません。 美化しすぎるから、オリンピックのマラソンのためならサマータイムを迷惑がらずに、受け入れなさいと いう話になるのです。

しかし、今年になって、女子レスリング、アメリカンフットボール、アマチュアボクシング、 と続いている醜聞と言ってよい話のどこが美しいのでしょうか。

そして、ごく最近報道されたことですが、競技スポーツの醜聞の仕上げのように、 体操の男性コーチが、まだ未成年の女子選手を激しく殴打する動画を見たとき、私は言葉を失い、無残で惨めな気持ちになり、 動画を見てしまったことを後悔しました。

日本の競技スポーツが、勝ち負けを大事にしつつも、しかし、勝ち負けを超えた暴力の無い 風通しの良い、爽(さわ)やかな世界になることを期待するものです。

( 元首相は冷たい発言をしたのだった )

元首相という肩書きがあるので、この元首相の老害は国を危うくしかねません。 高齢であるという心配以外に、私は、この元首相には 心の冷たさから来る危うさも感じます。

随分以前のことではありますが、フィギュアスケートの有名な 女子選手がこれから大事な試合に臨もうとしているときに、この元首相は 「あの子は肝心な時に転ぶんだよ」と言ったのです。

何という 冷たさでしょう。まだ若い女子選手を見守るという心の暖かさが全く少しも 無いのです。大事な試合を前にして、緊張感で一杯のフィギュアスケートの女子選手は 本当に可哀想でした。

このような心の冷たい高齢の人は国の命運に係わって欲しくありません。サマータイムが 国民にどれだけ負担になるか、分からないと思うからです。国の命運は、 もっと若く、現状を踏まえた冷静な判断を下(くだ)すこと ができて、そして、国民のことを思いやることのできる暖かい心を持った人に 担(にな)ってもらいたいものです。

( 自民党本部のテープにサマータイム反対を言った )

私は、元首相によって危険なサマータイムが強行されるのではないかと 危機感を持ち、反対である事を言おうと思って自民党本部に電話しました。 電話に出た受付の人に私が「サマータイムのことですが、」と言いましたら、 受付の人に「ご意見でしょうか」と聞かれたので、私は「まー、意見です」 と答えました。

そうしましたら、受付の人はご意見係に回します、と言って電話を回しまし た。ご意見係の人がいるのかと思いましたが、ご意見係はテープでした。 テープが「ご意見をどうぞ」と言うので、テープに向かって上記の話をしま した。

テープに向かって話していると、真空に向かって話しているような 空(むな)しい気持ちになりますが、誰かがこのテープを聞いてくれると 思って一生懸命に話しました。ただの高齢の庶民である私にできることは、 これぐらいが精一杯だからです。

( 元首相の権力欲は強すぎる )

私は テレビで見ていると、元首相には見るからに強い権力欲を感じます。もちろん政治家は 権力欲があって当然だとは思います。しかし、それは権力を手にし、その 権力を使って、国民のためにこういう良いことをやりたいという事があって 初めて意味を持ちます。

これに対し、元首相は権力が欲しいから権力が欲しい、というように見え ます。これは、あまり良くない権力欲です。このような権力欲は国難を 招きます。 高齢の、強い権力欲の元首相が強行しようとしている危険な サマータイムが、一生懸命に仕事をしている現役の会社員を苦しめることが ないように、賢明な方々(かたがた)の努力によって何とか回避されること を、私は切に祈るものです。

(了)

(追記)

(2019/1/1)

その後、2018/11/21、自民党からオリンピックマラソンの暑さ対策としての サマータイム導入を断念したという正式表明がありました。本当に良かったと 思います。マラソンのためのサマータイム導入は狂気そのものだからです。

これを機会に M元首相は、若い人達に迷惑をかける老害をやめて世の中から きっぱり引退して欲しいものです。元首相ともあろう方(かた)が、81歳にも なって、権力にしがみついてジタバタしているのは、あまりにも醜悪そのもので、 現代日本の見苦しい弱点を見ているようで辛(つら)いです。

これからは、元首相として何か高尚な趣味などに打ち込み、会社を定年退職 した者の手本となるような立派な御姿を国民に見せて欲しいものです。