トヨタ プリウスについて
私は、若かった頃、営業車管理の仕事をしたことがありました。 営業車はすべてリースでしたので、リース期間終了の車を再リース するかどうかとか、定期点検の計画とか、の仕事でした。
車は、三社のメーカー製でしたが、トヨタ車が営業マンの一番人気 でした。担当者の私としては、すべての営業車をトヨタ車にした かったのですが、課長は車の入れ替えの都度、あのメーカーにしろ、 このメーカーにしろ、と細かいのでした。
課長は車が大好きで、車の議論を、あーだこーだとやりたいという こともありましたが、営業マンに対する支配欲も強いのでした。 この車を使え、あの車を使え、と自分の考え通りにしたいのです。
そのため、トヨタ車以外の車を割り当てられた営業マンは不満を 担当者の私に言ってくるのでした。営業車管理の仕事を始めた時は 私は車の免許を持っていなかったのですが、その後、車の免許を取り、 トヨタのカローラを買って乗りました。
今は70歳を過ぎて高齢者になり、車の免許も返却して車とは縁が 無くなりました。
( 高齢者は悲惨な事故を起こす )
ところで、最近は高齢者が運転する車による悲惨な交通事故を聞く ようになりました。そして、その悲惨な交通事故の時に高齢者が 運転していた車は、トヨタ プリウスだったという話をよく聞くの です。
そして、トヨタ プリウスで事故を起こす高齢者は、ギアチェンジ を間違えてバックしようとして前進したりするというのです。 しかも、加速が早いために事故を起こすというのです。
しかし、私のカローラ経験からすると、いくら高齢者だからといって、 どうしてギアチェンジを間違えるのか不思議です。私のカローラ運転 を思い出すと、まずクラッチを切ってハンドルの左側に付いている ギアチェンジをファーストに入れてクラッチをゆっくり離していって 駆動機に合わせてゆっくりと発進しました。
そして、順次ギアをセカンド、サード、トップとギアチェンジして いきました。そして、駐車場では必要な時はギアをバックに入れまし た。ギアチェンジを間違えるのは考えられません。失敗は、クラッチ を駆動機に合わせ損ねてエンストすることぐらいでした。
( 高齢者はギアチェンジを間違える )
それなのに、現在のトヨタ プリウスは、高齢者がギアチェンジを 間違えて悲惨な事故を起こしているというのです。私は、たまたま、 YouTubeでプリウスのギアチェンジのやり方を見ました。そして、 驚きました。ギアが、まるで玩具(おもちゃ)のように小さいのです。 音で表現すると、私が経験したカローラのギアチェンジが「ガシッ」 と入れるのに対し、プリウスは「ピコ」という感じです。
しかも、YouTubeの説明では「B」はバックではなくブレーキだという のです。いわゆるエンジンブレーキです。そして、YouTubeの説明では プリウスのギアチェンジは人間工学に反していて高齢者が、とっさの 時に間違いやすいというのです。
実際の車ではなく、YouTubeを見ながらの説明ですので、今ひとつ分 かりにくいわけですが、高齢者が、とっさの時に間違いやすいのは 何となく分かりました。私自身が高齢者ですので、高齢者は何かに つけて「とっさ」に弱いというのは、よく分かる話です。
( プリウスは人気があり、よく売れる )
プリウスは、加速力があり燃費もいいので、とても人気で良く売れ ているということです。それにしても、玩具(おもちゃ)のように 小さいギアは、コスト追求の結果かもしれませんが、ギアがピコピコ 動くのは、やはり変です。こうした点は、随分と批判されているよう ですが、改善はされないようです。
トヨタの社長は、車のレースが大好きで、自身でレーサーをやると いう話をどこかで聞いた覚えがあります。レーサー社長は、気分は すっかり尾張城のお殿様で、プリウスの加速力に、いたく満足されて いて、社内でプリウスミサイルとかプリウスロケットと言われている ことにも満足していて、下々(しもじも)の事故のことは気になら ないのかもしれません。
下々は自分の身は自分で守らなければなりません。私は、トヨタの ホームページでプリウスの写真をよく見て記憶し、町でプリウスを 見たら事故に会わないように気をつけています。
(了)