会計実務の物語(5)会計学B
前回は、企業会計原則の一般原則は、 ドイツ会計学、アメリカ会計学 、イギリス会計学などの混ぜものである、という話をしました。その辺 (あた) りの事を考えて でしょうか、有名な国家試験テキストの ロングセラー 「財務会計講義 桜井久勝 第12版 」では、59頁から 66頁までと、 あまりスペースを取らずにあっさりと、企業会計原則の 一般原則を紹介するという書き方で説明 して います。
その辺(あた)りの割り切りが試験合格が唯一の目的である受験生の役 に立って、国家試験テキストの、驚く べき超ロングセラーになった要因 かもしれません。企業会計原則の一般原則は、 ドイツ会計学、 アメリカ会計学、イギリス会計学などの混ぜものである、 ということを よく知って、著者桜井久勝は統一的な理解にこだわらずに記述 したのです。
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ところで、企業会計原則一般原則を会計実務の観点から見るとどうで しょうか。その場合、最も重要なのは、2.正規の簿記の原則です。 「企業会計は、全ての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な 会計帳簿を作成しなければならない。」と規定されます。「公務員試験 過去問攻略Vテキスト15 「会計学」2019/12/15初版第1刷発行 TAC出版」28頁
上記の正規の簿記の原則に従った正確な会計帳簿とは、1、網羅性 2、検証性 3、秩序性 の3つの要件を満たしていなければなりま せん。
私は20代の頃、ある地方の営業所に転勤になりました。実は、その時 に前任者から引継いだ仕事の中に上記の企業会計原則一般原則2. 正規の簿記の原則 2、検証性の要件を満たさない会計処理があったの です。
この会計処理はおかしいなと思いつつも、仕事の力がまだ未熟だった私 は直せずにいました。そして、直せないまま、税務調査があったのです。 もう50年も前のことですが、あの窮地をよく切り抜けられたなと今も 思います。税務調査の進行方向が少し異なれば、取返しのつかない事態 になる可能性がありました。私は運が良かったのだなと思います。
その後、私は深く考えて反省し、会計学(財務会計論)をしっかり勉強して、 起票(仕訳は伝票を使っていました)するときは企業会計原則一般原則 2.正規の簿記の原則 に基づいて、証憑(しょうひょう)等の証拠書類 によって会計処理をするという会計の基本を明確に意識することが できるようになったのでした。そして、前任者の誤った会計処理にも すぐに対応できる力と自信を付けました
上記の検証性の要件を満たさない会計処理は、上司の課長と係長が考え た会計処理です。課長はソロバン1級が自慢でした。係長は名門慶大卒 でした。しかし、会計処理にはソロバン1級も名門慶大出身も関係ありま せん。
会計処理は、会計基準に基づいていなければなりません。そして、税務調査 で税務署員の前に座らされれば、「上司が考えた会計処理です。」と 言っても何の意味もありません。
税務署員から会計処理の合法性を質問されたら、会計基準、商法 (現会社法)、税法 等に従った会計処理であることを説明しなければ ならないのです。
私は暇な老人ですので、テレビと共にインターネットもよく見ます。テレビ も大学を話題にしますが、インターネットはテレビよりも大学を話題に しているように思います。見てもらえる確率が高まるからだと思います。 受験産業が発表する偏差値(入学難易度)がよく取上げられます。
しかし、私が会社員になって定年まで仕事の中心であった会計実務は、 受験産業が発表する大学の偏差値(入学難易度)とは関係ありません。
上記のような名門慶大出身であっても、会計基準を知らなければ、とんでも ない会計処理を作って部下を苦しめることになります。会社では会計実務 以外でも基本は同じだと思います。最近は、希望する大学に入れなかったからといって人生に失望し、いわゆる 「引きこもり」になってしまう若い人がいるという話を聞きます。私の身近 でも聞きます。これは、現代においては見当違いです。大学に入りたいので あれば、合格した大学に入って、そこで将来に繋がるものを掴(つか)めば いいわけです。
総理大臣岸田文雄は、有名な話ですが、東大入学試験を3回受けて果たせず、 仕方なく早大に行きました。出身校を聞かれると「開成です」と高校を答え るというのです。そして、「人生最大の悔いは東大に入れなかったことだ」 と言うのだそうです。
総理大臣岸田文雄は、何かを学びたくて早大に進学したのではありません。ただ、 東大に入れなかったから仕方なく早大に進学したのです。総理大臣岸田文雄が、 何となく頼りなく見える原因はこの辺りにあります。しかし、国民は自分たちに 合った総理大臣しか持てないという話もあります。総理大臣岸田文雄は我々国民が 鏡に映った姿です。我々国民は、反省しなければなりません。外国語ばかり重視する東大を見て、「これではいかん、日本語で学問ができる 大学が必要だ」と、志高く早大を建学した大隈重信は高田馬場の草葉の陰で 「岸田文雄は早大に来て欲しくなかった。そうすれば、心から早大を希望する 受験生1人が早大に入れたんだ」とぼやいています。
総理大臣がこれです。総理大臣岸田文雄は、一生懸命に増税に力を入れている ということですが、以外と実は東大に入れなかった恨みを総理大臣の権力を 使って国民に向かって、はらしているのかもしれません。せっかく総理大臣に なったのだから、総理大臣の権力を使って、東大改革をやって自分を入れて くれなかった東大に恨みをはらしなさい。
岸田文雄は「外国から来る留学生は国の宝です」と言ったそうです。何故 そんなおかしなことを言うのだろうと思ったら、実弟が外国から来る留学生の斡旋や 世話をする会社を経営しているというのです。なんだ、一族の利益を考えて いるのか。がっかりです。
総理大臣だというのに、岸田文雄は情けない。外務大臣時代も腰砕けの対応が 多くて、国民をハラハラさせました。3回も東大に入れなくて仕方なく早大に 行った経緯を聞きますと、人間として情けないのですが、岸田文雄は親から 強固な政治地盤を世襲していますから安泰な政治家人生を送ることができます。 我慢強く政治家をやっていれば総理大臣にもなれます。
しかしながら、一般国民は、親から強固な政治地盤を世襲したりなどできませ ん。希望する大学に入れなかったからといって人生に失望し、いわゆる 「引きこもり」になってしまってはいけません。大学に入りたいのであれば、 合格した大学に入って、そこで将来に繋がるものを掴(つか)めばいいの です。
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