会計入門、日商簿記3級を勉強する (1)
会社に勤めていると色々な勉強をしなければなりません。例えば、 会計課に配属されたら、もし会計の素養がゼロでしたら急いで会計の 勉強をしなければなりません。勉強の方法は、専門学校へ行く、 通信教育を受ける、本を読む、などがあります。
しかし、専門学校に行こうとしても、会社員は毎日の仕事に追われて忙しく、 勉強のための時間を長く取ることはできません。それに、専門学校には 優れた先生がおられることもありますが、そうでないこともあります。
また、通信教育も玉石混交です。そして、それなりに費用がかかります。 そこで、一般的には最初は入門的な本を1冊買って、それを読んで勉強してみる のが無難ということになります。
ところで、少し大きな書店に行きますと会計の本が沢山ありますので、 初心者の方(かた)でしたら、どの本を買ったらいいのか、迷ってしまうと思 います。
書店で売っている会計の本は、大きく二つに分けられます。一つは資格 試験のテキストです。もう一つは、学者の方がご自分の学問の成果を世に 問うために書かれた本です。
( 日商簿記3級の本を買う )
会計課に配属された初心者の方でしたら、前者の本を買うのがよいです。 具体的には,会計入門である「日商簿記3級」の本です。日商簿記3級の本も 色々ありますので、自分に合っていそうな本を 1冊選びます。
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後者の学者の方がご自分の学問の成果を世に問うために出版される本は オリジナリティ(独創性)が大切にされます。「入門」と題されていても、 学者の方はオリジナリティを出します。そこに学者の方の研究の存在意義、 プライドがあるからです。このような本は一通りの勉強が済んでから、必要 に応じて読めば役に立つわけです。
さて、上記のようにして買った日商簿記3級の本を、最初に読むときは、分かりにくい所は △ 印 などをつけて軽く読み流す感じで、とにかく全体を最後まで読み通します。この段階 では問題を解くことはしません。次に、分かりにくかった所を設例などを見て考えながら もう一度、読みます。最後に問題を解いてみます。この時は、解答欄に実際に鉛筆などで 書きながら問題を解いていくのが良いです。
人は考えるとき、頭だけではなく全身で考えているような感じがします。特に手は脳と 直結しているように感じます。もし、考えても分からない問題がありましたら、解答 を見ながら解答欄に書き写してみるのが、一つの方法だと思います。そのようにして、手で 書き写すと、次第に分かってきます。分からない問題がありましたら一度、試してみて ください。
( 日商簿記3級の勉強は1冊の本を繰り返して勉強する )
それから、日商簿記3級の本は一度読んで分からないからといって、別の本に手を 出すのは基本的には不得策です。簿記は実際の商業活動の現場の中から発生した技術です。 学者の方が研究室で頭で考えて生み出したものではありません。そのため、簿記入門で ある日商簿記3級の本は一般の本のように論理を追うという方法では習得できません。 1冊の本を上記のような方法で勉強すると、「あっ、こういうことなのか。」と、 分かる分野なのです。
現在は、ほとんどの会社の会計はパソコンで実施されていると思います。しかし、簿記の 構造を理解するには、本を読んで、手で問題を解いて、という以前からの方法しか、 今のところ、無いように思われるのです。
(2017/3/1)
(了)
