(2016/6/20)
私のパソコン史(7)- インターネット -
私は、10万円で買えるまでにパソコンの価格が下がった頃、 I (あい)社のパソコンを購入して、一通りの勉強をした後、そのパソコン をインターネットに繋がなければいけないな、と考えました。2003年頃の ことです。
その頃、 会社では紙による掲示が無くなって、各社員への連絡はインター ネットを使っての掲示板になりました。社員同士の連絡もメールに なっていきました。
こういうことは行過ぎることがあって、その頃、机が隣の人に メールする人がいるという話を雑誌で読みました。本当かな、と 思いました。
しかし、私も自分の職場で次のようなことを体験しました。ある方(かた) は自分の職場の特定の人にとって不利な情報と考えられることを 上司にメールで報告すると同時に、職場の人全員にCCをするのでした。 その特定の人を含めてです。
私は驚くと同時に、メールの使い方として誤っているのではないかな、 と思いました。このようなメールの使い方をする理由として、本人は 「全員で情報を共有化するためです。」と言っていました。
しかし、その方の本音(ほんね)は特定の人に対する悪意をメールという 新しい便利な手段を使って職場内に一気に広め、その特定の人を攻撃しようと いうものです。このようなメールの悪用に対して、幸いにも、その上司の方は 何の反応もしなかったのでした。
また、インターネットで物を買うことができるようになると、会社の 近くの店で買うほうが安いのにわざわざインターネットで高い値段で 買おうとする方がいるのでした。
今では考えられませんが、インターネット普及の当初はインターネット で物を買うほうが値段が高いこともあるのでした。その方に、インターネット で高い値段で買う理由を聞いてみると「インターネットで買えるようになった からです。」ということでした。これにも驚きました。
しかし、まもなく事務用品などはインターネットで買うほうが急速に安く なっていきました。町の文房具屋さんや本屋さんが無くなっていきました。 淋しいことでした。
( インターネットが驚くべきスピードで普及する )
新しい技術が現れた時の混乱を経験しながら、社会は公私に亘(わた)って インターネットが驚くべきスピードで普及を始めていました。誰もが、特に会社で 働いている人は、インターネットで急速に合理化されていく仕事について いかなければなりませんでした。ついていかなければ取り残されるだけです。
当然ですが、新しいことは若い人のほうが適応が早く、私を含めて現場の 中高年の人たちは困惑し、焦(あせ)っていました。ある中高年の人は、会話の中で パソコン・インターネットの用語を大きな声で言うのでした。特に「インストール」 という用語がお気に入りでした。繰り返し「インストール」と声を張り上げるのです。 「自分はパソコン・インターネットのことを分かっていますよ」と職場の人たちに アピールしていたのだと思います。
私もその方に感心したり、笑ったりしてはいられませんでした。私も 会社が休みの日にはパソコン・インターネットの本を読んで、初めて見る 沢山のカタカナ用語に目が回っていたからです。私はパソコン用語事典を 買ってきました。そして、パソコン・インターネットを解説した本を読みながら、 しょっちゅう、このパソコン用語事典を引いていました。
また、既に会社の実務からは離れた偉い方が一生懸命パソコンのキーボード を打っていました。実はその方は一生懸命パソコンゲームをやっているという 噂もありました。もちろん真偽は分かりません。キーボードに慣れようとして 一生懸命だったのかもしれません。
( プロバイダーと契約し、インターネットを始める )
いずれにしても、パソコン・インターネットのようなことは本で読んでいる だけでは分かりません。私は、決心して勉強のために、自分でプロバイダーと 契約し、モデム内臓ルーターを購入して設置しました。
そうして、パソコンをインターネットのケーブルに繋いだのですが、インター ネットには繋がらないのでした。モデム内臓ルーターの取扱説明書をよく読んで みたのですが、なぜ、繋がらないのか、分かりません。
モデム内臓ルーターを購入した PCショップに行って、状況を話して相談して みました。PCショップの販売員によると、「パソコンがLANボードを認識できて いないのです。なぜ認識できないのか、その理由は分かりません。」ということ でした。
LANボード( I 社の取扱説明書ではEthernetコネクターという名称になってい ました。)はパソコンの背面にある入出力コネクターの1つでした。
私は、I 社に手紙で問合せてみました。しばらくして、I 社から返信がありました。 それには、「Ethernetコネクターを使用するにはある一定の操作が必要です。」と ありました。
私は、指定された5項目の操作を行いました。その結果、私のパソコンはインター ネットに繋がったのでした。会社では、このような細かな作業を担当の方がやって くれていたのだと思います。そのため、私は知らないでいたのでした。
こうして、なんとか私は自分の家でもインターネットを利用できるようになったの でした。
なお、現在のパソコンは上記のような操作をしなくとも、インターネットに繋がる ようになっています。技術が進んで、楽になったのです。
(了)