(2016/6/6)

私のパソコン史(1)-初めてパソコンに触れる-

私がパソコンに初めて触れたのは1980年代前半のこと でした。私は会社の研修所に呼ばれて、50人ぐらいの会社 の人たちと一緒にパソコンの研修を受けたのでした。

私が30代半(なか)ばになろうとしている頃です。その時のパソ コンは前後にとても長く、一方、画面はとても小さいのでし た。画面の文字がとてもチラついていたのを覚えています。

講師の方(かた)は本社の方でした。その方は英語で書かれた 取扱説明書を読んで、そのパソコンの使い方を勉強したとの ことでしたので、米国製のパソコンだったのでしょう。

しかし、このパソコンは現場での実用には難しいな、と感じ ました。画面が小さすぎるのです。やはり、その後、この パソコンは仕事の現場に送られてくることはありませんで した。

講師の方がパソコンに着眼したのは非常に優れたことですが、 業務への導入を考えるには、ほんの少し早すぎたのでした。パソコン のように変化発展の早い分野は業務への導入時期を見定める のが難しいのです。しかし、パソコンへの着眼は、方向性として 完全に正しいことでした。

( 実用に使える N社製のパソコンが来た )

それから、2年ぐらいして本社から N社製のパソコンが送られ てきました。このパソコンは画面が広く、これは使えると思 いました。私は早速、仕事の計算に使ってみました。

思ったとおり実用に使える性能でした。しかし、残念なことに 一緒に来たプリンターがあまりにも遅いのです。 「チツ、チツ、チツ、、、」と文字を1文字づつプリントしていき ます。

いったいいつになったらプリントが終わるんだろうかと 思うほど遅いのでした。スピードを要求される現場の仕事にはこの プリンターではとても無理でした。

結局、一部の管理職の方が期日の無い仕事に趣味的に使うだけ でした。ただ、私はパソコンそのものには、素晴らしいものを感 じたのでした。

(了)